今、大阪で「ミラクル・ニール」を見るにはどこに行けばいいかを調べてみた。
そしたら、ブログを書いている時点の夜10時からだと、新世界国際劇場で深夜の2時にやっていたよ。
いろんなところでいろんな映画がやっているもんだ。僕が見たのは塚口サンサン劇場。
日本一トイレの綺麗な劇場として有名ですね。や、とてもいい劇場なんですよ。
サイモン・ペッグさんてのはイギリスのスタンダップコメディアンでね、ふうんそうかいそうかい、って
あんまりピンとこないと思いますんで簡単に置き換えてみますとね。
今夏の作品の監督さんがテリー・ジョーンズさんって方で「モンティ・パイソン」のメンバーなんです。
モンティ・パイソンってのはイギリスのお笑いグループですね、日本で言うところのドリフです。
ドリフの人たちと一緒んなって面白い事をやっている人って事で、マーシーかくわまんですね、ペッグ。
捕まって欲しくはないのでくわまんで。
最近はとっても人気が出てきたので、世界を救うヒーローのそばにいるいい役者さんで、
ミッションインポッシブル5ではヒロイン役を可憐に演じてらっしゃいましたね。
もしくはなんだか知らない間に世界を救っていたというポジション。今回はそっち。
僕の大好きな「ワールドエンド」では「辛い現実から逃避しようとしたら、現実の方から逃避してくれました」
って結構ナイスなフレーズを書いてくれていた人がおりました。
さてさて、僕はあんまり映画に詳しくないもんだから、ちょこっと調べてみましたら、サイモンペッグ。
結構たくさん出演作品がありますね。ペグ祭りができるくらいに。
見てない作品はこれから見ていこうかと思っていますがね、見た中でのオススメは
「宇宙人ポール」「ワールドエンド 酔っ払いが世界を救う」「MI5」ですな。
スターウォーズにも出てたなんてまったく気づかなかったですよ。まだまだ青いな、僕は。
えぇ、憧れですね。ペグか高田純次になりたいです。
宇宙人の話をしましょう。
宇宙には知的生命体がいるんです。地球などと比較してもとんでもなく巨大で凶悪で、そして、可愛い名前をしている。
そんな宇宙の片隅に地球という星がありましてね、そこにはとんでもなくうだつの上がらない教師がいるんです。
その教師はとっても妄想が強くって、小説家を目指しているんだけれども、ぜんぜん原稿が書けない。
そんなダメな教師であるサイモンペグに全宇宙の希望が託されるんですわな。
いわゆる大宇宙人はだいたい星を破壊する事にしている。けれども一回だけチャンスを与える。
その星の中から適当に1人をチョイスしてその人がエェ奴やったら星壊すのヤンピにする。そういうルール。
で、そのチャンスっていうのが「その1人」になんでも願いが叶う力を与えるというもの。
いやはや面白かったなぁ。なんかあれね、お芝居のワークショップとかでも「ある特定のルール」を決めてそれを守る。
みたいな感じで、そのなんでも叶う力、っていうのがどうにも融通が利かない。
言葉通りになるんだけれども、ウィスキーに「シングルモルトに変われ!」って言ったら、
ウィスキーが走り出して酒屋のシングルモルトと交代しようとする。もうそれは風俗の「チェンジ」であるし
まぁ、そんな力が突然与えられても本人は知る由もないところからスタートするもんだから、ドタバタとする。
まぁ、この映画の中で一番怖かったのは主人公が思いを寄せる女の子をストーカーする軍人。
こいつ本当に怖い。力と権力を持った人間、そんで欲にまみれて周りを見る事ができなくなった人間は本当怖い。
これ、なんかブラックなジョークが効きすぎてるんじゃないだろうかって思いましたよ。
ジョークというか、社会問題になっているのかもしれないですな、あっちでは。
そんで、犬!モジャが可愛いんだこれが。
動物を可愛いと褒めるなんぞ僕の流儀に反するんだけれどもね。
ロビンウィリアムズだからだからな。英語なんだけれどもね、面白さが伝わるんがすごいよくって。
うまいことやろうとするが犬も所詮は犬なんだなというバカっぽさがよい。
お話自体は何も教訓めいたものものないし、ストーリーだってそんなドラマ性はない。
ただ、今、地球で起こっている様々な問題は非常に複雑に絡み合っていて、簡単には解けない糸のようであること。
ぶっちゃけもうどうにもならないんじゃないのかなという問題提起をされた気がする。
宇宙のなにがしに頼ってもダメだし、神の力なんてないし、あっちが立てばこっちが立たずでどん詰まり。
また何がいい地のか方向がずれてきてしまいましたな。
映画というのはそういう辛い現実から逃れるための娯楽だから、そのまま楽しめばよろし。
犬好き!モジャがいい!ペグもいい!
そう!そんな悲観的な事言っても仕方ないし、主人公の預かり知らない間に大宇宙人の脅威は去っていくわけで、
動物をかわいがって楽しく暮らしましょうよって話でしたね。一応奔走はします主人公。
からまわりながらも身の回りの問題ごとを解決しようと頑張りますねん、そこがいい。
そんなわけで、サイモンペッグはとても素晴らしいコメディアンですから、
コメディアンが宇宙でてんやわんやするのかな、どこにでていたかもわからないけれども、
もう一回見てみようと思います。
スタートレックはまだ日本公開されていないですけれど。がんばれJJ!
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