大谷高等学校さんの「十二人の怒れる女たち」をみてきましたよっと。

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    せっかく書いていたブログがさらりと消えてしまったので悲しい気持ちになっている。

    でも、同じことを書くのはどうも苦手なので、普通に感想を書こうかなって思っています。

    とはいえ、夕方の18時までは自分動けませんのでね、18時30分から開演っていうのはね、急ぐね。急くね。

    お昼間の用事から解放されてバナナを片手に飛び出してたどり着きましたるは吹田メイシアター。

    それでもごめんなさい、到着したのは18時50分くらい。

    劇場に着くまで19時開演だとばかり思っていて、あらら、しまったなと。

    そりゃその日のうちに用意して次の日にはまた別の高校に譲らなくっちゃいけないんだから、

    バラシの時間も考えての開演時間ですよそりゃあ。

    そんなことをグルングルンと考えながら、結局遅刻して着席。

    あとは終演までノンストップで楽しみながら見させていただきました。

     

    もっと近くで見ればよかったかなって思いましたね。

    みんなん頑張っていた。きちんと嫌な人もたくさんいたところが本当によかったなって思った。

    誰が舞台とはいえ好き好んで嫌われ役を買って出るんだ年頃の女の子が。

    みたいな軽薄なことを考えてしまってすみませんね。いい意味で、舞台上にはやな女で溢れていたんです。

    ま、これはお芝居の内容をわかっているからこそではありますけれど。

     

    内容は見た方だけがわかればいいのでわざわざ書きませんというか、書けません。

    僕はそんなに文才がない。

    文才というか、せっせとわかりやすく筋道立てて説明するのを面倒くさがらない気持ちを持ち合わせていない。

    簡単に言うと、女の人十二人による逆転裁判です。

    女の子はみんな高校生なんですが設定がアメールィカなんで、結構ド派手く紅を引いてみたりヒールを履いてみたりしている。

    その部分も見どころの一つなんじゃないかなって思って楽しんでまいりました。

    舞台で使うからって初めて高いヒールを履いて、本番にこけたりしないように稽古してたんじゃないかと思うだけで、

    おじさんの涙腺は緩んできてしまいそうになる。

    お芝居の値段っていうのは欠けてきた時間と熱量のもんなんだろうなって思うんで、

    カンパって言われると出しにくいんだけれど、面白くなかったら返金します、とか、

    お好きな値段を入れてください、ってのはなんだか僕にはムズムズとするのです。

    話が逸れましたがね、その、一生懸命やっているのがしっかりと伝わったので面白かった。

    カーテンコールの名乗りも好きだし、個々の魅力もさることながらね、全体がまとまってちょっと遊んでるところも好き。

    まぁ、総じて楽しかったなって思いましたんで。見せてもらってありがとうございました。

     

    きっといいところも、まだまだ頑張れるところもいっぱいあるんでしょうね、ここも他の高校も。

    なので、お暇があったら見に行ってあげてくださいなと思います。

    シアトリカル應典院、ウイングフィールドで8月2日までやってます。


    仄暗い水の底から

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      スガシカオさんがエンディングテーマを歌っている理由がどうしたって見当たらなかったのだけれど。

      とてもよくできたホラー映画でした。ごちそうさまでした。

      ホラー小説家の鈴木光司さんとおなじくホラー映画監督の中田秀夫さんの作品。

      別にホラーのモンばかりというわけではないんでしょうけれども、鈴木光司さんといえば、

      「リング」「らせん」「ループ」と、混沌とした聖飢魔IIを恐怖のどん底に陥れたんですか?どうですか?

      「リング」の映画化が1998年ということで、ほら、当時は世紀末思想が流行っていたので、

      何もかもなくなっちゃうよ、ってニュアンスの映画が多かったんじゃないでしょうかね?

      調べてみたら「アルマゲドン」とか「ディープインパクト」とか「マスクオブゾロ」とか「仮面の男」とか。

      隕石かマスクマンの年のようでした。関係ないですね。

      小木さんはリングでも今回も人間の強い味方として存在します。

      そして、管理人の仕事のしなささに辟易とします。ここの部分、どう考えたってまともな管理人さんがいれば、

      映画として成り立たなかったはずなんですが、それは本編を見た方が「あぁ、そうそう!」って思ってくだされば。

      さだかやを見たくって見れなかた時期に「何か日本のホラーを!」と思って見てみたのです。

       

      ま、なんというか、「リング」がとってもブームになったみたいでそれに乗っかった感じはありますね。

      予告編を見たところ、そんな雰囲気がプンプンしました。

      作品としてはとても良くって、けれどもなんだか商売っ気を感じて、それはそれで必要なんだけれど。

      よしあし、ではなく、そういうものを感じましたというだけにとどめておいて、またそれについても後で。

      なんだかここ数日にわたってホラー映画のブログを書いているもんだから身の回りに怪奇現象が起こるの。

      と言ってもそんなに大したものでもないんですけど、大なり小なり、怪奇でしたから、少し怖いね。

      さだかやの事書いているときは、玄関あたりでものが落ちる音がしましてね、何も落ちてもいないのに。

      このブログ書いているときなんてのはね、トイレに行って帰ってきたらパソコンからaikoが流れてくるの。

      iTunesなんて起動してないのに、しかも突然ときたもんだ。aikoも強く聞こえてくるなんて、

      シチュエーションたるや。ですね。

      そういうわけで、早めに書いてしまわないとおかしな事がたくさん起こってしまいますから、とんとんと書いちゃいますが。

      このお話は、母の愛。この一点に尽きますね。最初はヒステリックなお母さんでね、親権を争うには弱いんじゃないだろうかと。

      離婚した旦那さんを小日向文世さんが演じててね、意外に陰湿な人なんです。

      黒木の母さんも、どこか元々いわゆる「霊感のようなもの」の持ち主で、ちょこっと見えるんですよ。

      若い頃に精神疾患があったとかそういう事があって。なんとなく、予感のようなものがあるんみたいなんです。

      さて、ストーリーの事を話しますとね、離婚して調停中のお母さんが黒木さん。そのお子さん達が水攻めに遭います。

      とにかく雨が降っているんです。親権を勝ち取るために黒木さんがんばります!

      幼稚園にも入れますし、新しい仕事場も見つけます!順風満帆のところにポタリと水が落ちてくるんですね。

      7階建てのマンションの3階なのに。郁子ちゃんてのがお子さんで、それを狙うのが美津子ちゃん。

      きっと美津子ちゃんの本当の狙いは黒木さんです。お母さんがいなくって寂しかったんですよね。

       

      美津子ちゃん、2年前に行方不明になっちゃったんですけれどもね、見かけてませんか?って張り紙が怖いの。

      そんな事言ったら身も蓋もないけれども、プンプンとするわけです、怪しい感じが。

      雨の中、昔美津子ちゃんが通っていた幼稚園で一人お母さんを待っていた郁子ちゃんがターゲットにロックオンされてしまう。

      その幼稚園も、どうかと思う幼稚園なんですよ、園児に「デブだからバカ」って言われたちょこっとぽっちゃりした先生が、

      じわじわと、ほんとうにじわじわと、しかも園長さんとグルになっていじめる様子はそれこそ社会問題ホラー。

      この幼稚園にも問題があるけれども一番の問題は住み始めたマンションですよ間違いなく。

      管理人さんがまっったく働かないのな。そもそも行方不明者が出たてのに、何かあったみたいですね、って風を装って。

      4階から雨漏りがしてるのだって、連絡帳に書いておく程度で。もうね、定年過ぎたからって怠けすぎなんです。

      そんなんだから、7階建てのマンションの4階部分の一室でだけ大洪水が起きるんだ。大洪水が!

      最後のほうのシーンのことを書いちゃいますけれどもね、お風呂場で水攻めに遭った郁子ちゃんをなんとか救い出した黒木さん。

      ちゃんと手を引いて逃げ出したと思ってエレベーターに乗り込んだのに、逃げ出してきた部屋から郁子ちゃんがでてくるの。

       

      間違えた!

       

      思ったと思います。お母さんやのに、我が子のこと間違えた!

       

      いやはや、この映画の面白いところっていうのは、描かれているのが日常なんです。

      呪いのビデオも出てこないし、出てきたとしてもかわいいうさちゃんの鞄だけ。

      なんだか嫌な予感がして、カメラが視線のようにくるりと回るんだのに、悪い影は一つも出てこない事がしばしば。

      恐怖というのはその不安な気持ちの中に潜んでいると思うわけなんです。

      そして、悪意っていうのは日常にあって、幼稚園の先生とか、子供いなくなったのに、猫ちゃんに聞いてみるおばさんとか。

       

      最後には大きくなった水川あさみちゃん(高校生郁子)を美津子ちゃんから守る為、

      黒木さん、誰も住まなくなった住宅に美津子ちゃんと二人で漂うというラスト。

      僕は好きですこれ。

      幼い頃の記憶があんまり残ってないあさみ郁子ちゃんが、なんでかふらっとお母さんがいる家に帰ってきたのも、

      確かにできすぎた設定なんです。お父さんの性格を考えると近くには住もうなんて思わずに引越ししてたと思うんです。

      けれども、なんかのきっかけで、お母さんと再会できた、そういう、なにか、というのは、うん。好きですね。

      ほら、漂流教室みたいで。ねぇ。

      母と娘の映画ということで。

      IMG_3696.jpgMAMMA MIA!       IMG_9675.JPG古都


      higeさんのトークライブに行ってきたよ。

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        結局現地での写真を撮れず仕舞。

        家に帰ってからフライヤーを撮りましたことでご勘弁を。

        なんとかギリギリ間に合ったのでステージ1と2を見ることができました。

        トーク的には丸みを帯びており、あんまり、とんがって攻めていない感じの内容でしたが、

        その方が良いなと思いました。でも、なんてーか、その、トークっていうのは面白いですね。

        きっと当人達以上にこちらは面白いと思って見ているのです。

        そこにはなんというか優しさがあるので、おもろいことやったろ!ではない何かがあるようにも思えたんですな。

        ダイゴさんはもっとガスガス攻めたかったようで驚くべきの喉の枯らしようでびっくりしました。

         

        higeさんのなんというか、野望に満ちたお話っていうのはこっちも聞いていて楽しいんです。

        劇団会議の時のこととか、飲み会の時のこととか、今回のトークライブのとかも。

        なんかやれそうな気分にしてくれるので、そのおかげでがんばれるんですわ。

        その後の、会場でのふわっとしたのみの席ではどうにもお話にいくことができなかった。

        higeさんをかこんでみなさんでわいわいしてたんだけれど、なんとなーく混ざりに行けなかったのは人見知りのせいです。

        そういうのも仕方ないとは思うんだけれども、まぁ、それはそれでいいか。

        少しづつ、頑張って、いこう。

        眠たくなったので今日はここまで。

         


        あぶないあぶない #スペドラ2016

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          あぶないあぶない。貞子のことで忘れるところでした。

          過日、スペドラ2016の振り返り会議に参加してまいりました。

          今回参加の劇団カメハウスさん、遊劇舞台二月病さん、劇団冷凍うさぎさん、無名劇団さん、

          各劇団を代表者さん。ステージタイガーからはhigeさん虎本さん白井さん。

          雁首揃えて、どやった?みんな?って会です。

          このことは、お客様に見てもらうような話ではないんですね。

          興味ある方にとっては「(世界の白井も参加した)空飛ぶ!観劇部!」をご覧くださればいいのではないかと。

           

          space×drama2016が終幕いたしました。

          今回の会議に参加して、まだまだやらなあかんこと山盛りやと思いましたね。

          写真の説明をここでさせてもらいますとね、トイレなんです。

          とある谷町の下り坂の、勉強部屋の隣にある「きはる」っていう名前の居酒屋さんです。

          僕らも打ち上げで使わせていただいたりしながら、チラシも貼っていただいて、

          それを公演が終わった後も、宣伝として残してくださっているんです。

          これはとってもありがたいことです。終わったチラシも価値があるんだなと。

          こんなことをやっていたんだよっていう宣伝になる(と、お店の方が考えてくれたことがとっても嬉しい)。

          ブログにもあるんですがね、アーカイブ機能です。僕がブログを書いているのもなんか、それ。

          あんまり考えていなかったのかもしれないんですけれども。

          後から気になって調べてもらえるかもしれないですもんね。

           

          拙ブログの中でも「これからの白井と、これまでの白井。」という記事をこっそり書いています。

          自分の歴史を、覚えている範囲ではあるんですけれどね、今はまだ歯抜けですけれどね、

          自分でも思い出しながらですけれども、書いているわけなんです。

          後からもしも白井を気になってくれた方がここを見れば若かりし白井を見ることができるかもしれない、なんてね。

          続けなくっちゃいけないし、好きでやってるだけでは続かないので、

          そのためには何を大事にしなくちゃいけないか、そういうことを考えた。

          個人としてもそうだしもちろん劇団としても、愛される、なんてのはこっぱずかしいけど、そうなんです。

          死ぬまでやってくために、どんな努力をしたらいいか、ということ。

          そういうことを考えましたね。頑張るのは当然。

          その先にどうがんばるのか、何をするのかということね。

           

          ここでの出会いが今後もつながっていきますように。

           


          貞子vs伽椰子

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            もともとはダビングして見せることで呪いの円環を切ることができない人情ホラー。

            誰かに見せることで呪いが解けるという、ネット環境によって拡散されることのなかった貞子。

            ビデオを見たお客様に感想のお伺いを即座にかけなきゃいけないのだけでも大変なのに、

            みんなが閲覧できる状態になっちゃった呪いのビデオだもんで、1週間1殺、というスパンでは活動できなくなった貞子。

            どんどんクライアントの要求が過剰になってきたので本来のお客様対応ができなくなった弊社のような貞子。

            貞子大忙し。

            残酷なご主人様に惨殺された伽倻子、違う、伽椰子(変換してくれないのだよ)。

            血だらけ伽椰子。白塗りパンツボーイ俊雄、伽椰子の息子。

            強い恨みを抱いて死んだものの呪い、呪怨。

            死んだものが生前接していたものや場所に蓄積され業となる。

            思いのこもったマイホームに土足で入り込み不逞の輩をバッサバッサとなぎ倒す逆恨みホラー。

            そりゃね、土足で入り込まれたら怒りますよ。

             

            人間同士が諍いをおこいているうちに漁夫の利でパクリ。そんなシチュエーションありますよね。

            今回のさだかやは、AVPよろしく呪われちゃった二人を助けるために奔走する大学教授と、

            突然現れた霊感ブラックジャックたちの力を借りながらかわいいJKとJDが阿鼻叫喚。

            見所は玉城ティナさん演じる女子高生が、学校ではさらさらストレート、普段は若干の天然パーマ。

            ハーフで顔立ちがとてもいいのに自分のくせっ毛だけはスコチコンプレックスなの、て妄想。

            ジャパニーズ霊能力者たちがすべからく厨二出会ったことが、諸手をあげるポイント。

            諸手を上げた手を、貞子の超越した強さに静かに下げるしかなかったのだけれど。

            だって。貞子、強い恨みを持って殺された元・劇団員なんだもの。

            ちょっとくらいの風邪とか骨折ていどでは弱音を吐かない劇団員ですから。それは強い。

            さて、それでは予告編をご覧いただいたのちに、ネタバレを含む感想をちびちびとして参りますね。

            ネタバレしますんで!ネタバレ!

             

            まずは二人の主人公。「桐島、部活やめるってよ」で超高校生級の美しさでスクリーンを席巻した山本美月さん。

            友人の、御身内のために結婚式の時のVHSをDVDかなんかに焼くという事を手伝わされる。

            ダビングするためにリサイクルショップに行って古臭いデッキを購入しその中に入っていた呪いのビデオを見て、

            その友人が呪われる!本人電話がかかってくるかしてぽやーんと映像を見損ねて回避!

            ビデオ再生したの本人やのに、そらないわと佐津川愛美さん(「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」よかったです)。

            ここで僕が物申したいのは、やっぱりビデオの内容なんですね。

            いいんだけど、井戸じゃないんだ。あの時に僕たちが僕たちの真田広之と見た映像じゃないんです。

            僕はあの時の貞子さんに会いたかったのだのに。まぁ、それは仕方ないとして。

            その、呪いの発動条件って一体なんなんでしょうね。「呪いのビデオを見たら」ってことなんですけれども、

            今回僕はこっそりと期待してたんだけれど、「ガワ」だけ見ても呪われちゃって「そりゃないよ〜」って展開。

            なんというか、さだかやさんとパンツボーイは何も喋らないからさ、こっちが勝手に憶測すりしかないじゃない。

            呪いの家に入っちゃダメとか言われても、家の建屋の中なのか、それとも敷地でアウトなのか、さ。

            上空は通過してもいいものか色々こっちはこっちで建屋と思ってたら「敷地もでした〜!にゃー!」って。

             

            そんで、その呪いの家のご近所に引越ししてきた田中美里夫婦。とティナちゃん。

            転校生であるにもかかわらず突然二人も友人ができてタロット占いをしてもらえるくらいには社交的なティナちゃん。

            近くを歩いているいじめられっ子の小学生に対し、大人が関わるとよりいじめられてしまうかもしれない危険性も顧みず

            ゼロ距離で「大丈夫?」って声をかけてくれるや強いティナちゃん。こんなご近所さんが欲しかったよお母さん。

            そのいじめられっこ小学生、噂の呪いの家に入れと言われて「1000」数えさせられる。

            それにしても本当に最近の小学生って怖いですよね。ランドセルに拳よりもひとまわりもふた回りも大きい石を詰めたり、

            喧嘩とかしたことないもんだから相手の痛みも拳の痛みもわかんないもんだから、

            いじめられっ子に対して報復でその石ぶつけるの、んで、案の定鈍い音がするんですよね、ゴデュ。って。

            そんで、怒ったいじめっ子も、いじめられっ子も土足で伽椰子さん母子の家にずかずかと入っていくんです。

            もうあとはAVP状態です。俊雄くん乱獲パーティー。狭いとこ暗いとことにかくするりと小学生を捕まえます。

            なんでか僕はここで大爆笑して手を叩いて喜んでしまいました。

             

            ストーリー上巻き込まれキャラだった佐津川愛美ちゃんを救うため立ち上がったのが大学教授。

            生徒さんからの学費を巻き上げて、やってる授業が「都市伝説」自費出版で本も出してるみたいだけれど。

            好きな研究をしてお金をもらえるっていうんだから、大学教授なんてのはいい職業です。

            美月ちゃんが持ち込んだ呪いのビデオを実際に見て、ダビングする。まぁ、そこまではいいですよ。

            白ロムDVDに「呪」ってマークを書き込むなんてなぁ、浅はかですよ教授。「祝」と間違えて誰か見ちゃいますよ。

            霊能力者さんのツテがあって本当に良かったよ、元・劇団員の呪いなんてそうそう簡単には解けませんからね。

            霊能力者の方が本当に良かったんです。「これは、わたしがやんなきゃいけないよ」つって、

            3日後までの予約をキャンセルして女性に取り掛かってくれる。

            日本の政治家もこのくらいカラダはって矜持持って取り組んでもらわないとですよほんと。

             

            その霊能力者さんが志半ばに倒れた直後に助けにやってくるのが霊感ブラックジャックとピノ子。

            人が住まなくなった呪いの家にデッキを持ち込んだはいいが、伽椰子に見つかるまでにビデオを見ろという。

            電源確保するところから始めなくっちゃいけないレベルの話をそれはあんた作戦が軽やか過ぎないかい?

            「化け物には化け物をぶつけんだよ」っていうもうほんと根拠のない理論。嫌いじゃないけど。

            結局ピノ子も最後は泣いてただけじゃねぇか。

            それでも、この霊感ブラックジャックの活躍のおかげで救われるもんもあるんです。

            あの入り込み具合はとってもいい。あとは靴下が可愛ければ最高だった。

            ここまで来てしまったらあとは宇宙からの侵略者に二人とパンツボーイが手を取って立ち向かうしかない。

            しかなくない。

             

            リングのシリーズとか、しっかりと人間味のあるドラマティックなところは面白いんですよ。

            呪怨にしたって、寂しいから最後は人を呼び寄せてしまう、という。

            田中要次さんのお芝居なんかも案外いいんだよ。

            二人はモンスターなんかじゃないんです。恐ろしいのは人間の心。

            こんな二人にファイトマネーをつかませたKADOKAWAですよ。

            きっといじめをしていた少年たちは、重役さんのご子息さんたちなんだろうなって妄想をしていますよ僕。

            IMG_9661.JPGリング       IMG_9662.JPG呪怨


            カンヌ紀行その5 3日目モナコから5日目最終日まで

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              もう、なんですかね、日にちも経ちすぎたんですし、ブログも結構間が空いてしまったんで。

              そろそろ熱も冷めてきたんです。というか冷めきっていたことに気づかないまま、ここまできちゃいました。

              前回までのあらすじとしては、南フランスの観光地ニースにて、短編映画を撮ろうとなって、

              ファイナルカットにフレンチギャルに登場してもらいたいなという話になり、

              観光地フィーバーの僕がめちゃんこ美人なフレンチギャルに片言の英語で話しかけたり、

              現地の中学生に話しかけるも先生が出てきてゲームオーバーとなったり、そんなこんなで短編を撮り終えまして。

              夕方からのモナコツアーに出かけるあたりで「ランニングホーム」の稽古が佳境になってしまって、

              ぶっちゃけカンヌのブログどころじゃなくなってしまっていたんでした。

              そういうわけで、このままほっとくわけにもいかないので。かける勢いで書いちゃいます。

               

              短編の撮影を終えた僕たちは、モナコ行きのリムジンバス的な車の待つなんとかホテルに向かうのでした。

              そこで出迎えてくれた邦人ガイドのアキコ。こいつが曲者でした。

              まず、ファーストネームしか名乗らないところに僕はぽかんと頭の中に「?」を浮かべるんでした。

              そして、車の中で話す言葉の端々に何やら優越感を匂わせるような喋り方をしやがる。

              あんまりこういうことをいうのはなんなんだけれど、何だかいい気分がしなかったんです。

              ま、それはいいんだ。なんでそんな風に感じてしまうんだろうかという考えながら、うとうととしていると、

              つきました。モナコ!同乗者の皆さんは、アキコの荒い運転のせいで車酔いをしていましてね。

              例に漏れず僕も。モナコのカジノっていうのは、あれです、ルパンの!

              カリオストロの城で最初にルパンと次元がお金盗んで逃げてるのがモナコをモチーフにしてたみたいなんです。

              だもんで、エフワンのコースを見下ろす崖に立ってみたんだけれど、そのあたりの道路も、

              ルパン達がこう、崖を駆け上がりチェイスした道路だったみたいなんですね。

              そんなことを思えばアキコの荒い運転も少しは許せる気になってくるってもんだ。

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              でも、少し僕の気分のお口直しに。泊まっていたホテルのモーニングレストランのウェイトレスさん。

              (本編とは特に関係絵はありません、も一人いたウェイトレスさんもかわいかったんです。)

              (写真に一緒に写ってもらえませんか?って声かけたら笑顔で「いいですよ」って。こういうのがいいんだ。)

               

              さて、閑話休題。

              モナコの話。僕はエフワンあんまり詳しくなかってよくわからんだけど、なんかとっても有名なコースを自動車で走りました。

              トンネルの中を抜けたり、「あれ、あのヘアピンカーブ有名なんですよ」ていわれて「はぁ、」ってなってたけど、

              とってもすごいところにいったみたいなんです。

              なので、今度行くときにはもっと下調べをしてくべきだなぁって思いましたとさ。

              今度行く気になっているところがミソですね。そして、本当に行きたいと思っていますから、ここに宣言しておこう。

              また、(ほぼ)同じメンバーでカンヌ国際映画祭に(今度はきっちりと)呼ばれていってやります。

              監督がモナコのカジノで5ユーロだかなんだかをスロットに詰まらせてしまって、

              ゲーセンかよ!って出来事が起こりながらモナコの夜は更けてまいりました。

              知識として知っておきたかったことが次の日にありましてね。

              最終日の前日のことです。そうなんです、ここまできてまだ最終日になってないんです。

              結構長いこと滞在してましたねぇ、一週間もまるまるバカンスをとって。

              本当に、素敵な旅行でした。しがらみを忘れてのほほんとした時間は宝物ですね。

              さて、それは置いといて。

              青自転車、てのがあって、ネットで登録しておけばレンタサイクルができるってのがあったんですよ。

              僕といえばフランス好きで、なぜかっていうとTour de Franceあるからっていうのはみなさんご存知。

              ニースは北イタリアに近くって海沿い、ってことで、自転車を借りて海岸線を走れば、国境を越えられる!

              そう思って自転車を借りようと思ったんですけれども、結局、言語がわからず借りれず終い。

              今になって思うけれども、自転車借りてイタリア行ってたらホント、良かったのにって思う。

              大きく後悔した出来事ね。ま、その日はビール飲みながらビーチでのんびりできたんでそれはそれで素敵だったんだけれど。

              今度行くときはそういうことしたいなって思う。

               

              だから誰でもいいんで映画監督さん、もっかい僕をカンヌに連れてってください。

              もう、意欲しかない。

              IMG_4283.jpg

              最終日。フェイスブックでも仲良くなったステファニー。

              石鹸とかオリーブオイルとか塩とかの土産物屋さん。

              ランニングホームの出演者のみんなのためにカンヌでキーホルダーを買ってきたけれども、

              客演さんへのお土産をすっかり忘れていたので買いに行ったお店の店員さん。

              店頭にはいろんな種類の塩が売られていてその数30種類くらい。

              これもいいよ、あれもいいよって、殺す気かというくらいに試食をさせてくる。

              最優日は、それでも結局家族へのお土産を買うのをすっかり忘れてニースの街を堪能しました。

               

              しかしながら、まだまだ試練の旅は続いていたのです。

              お家に帰るまでが遠足だと言わんばかりに炎天下のもと、もうひとトラブルが待ち構えていたのです。

              出国の時に「僕だけが帰れないんじゃないだろうか?」という一抹の不安をぬぐい切ることができないまま、

              最終日を迎えたわけなんですな。

              今になっても大学に受からない夢とか、卒業できない夢とかにうなされることがあるんです僕。

              で、最終日。前日に電車の切符で痛い目を見た二人のお話もあるので、事前に調査済!

              バス停の場所を確認してから、よしきた、ここのバス停につけるようにみんな何時に集まろうぜ!

              って準備したのに、バスが来やがらねぇの、ストだってさ。フレンチはよくやすむなぁ。

              羨ましい。本当に。羨ましい。人生を楽しむ方法を精一杯考えてる感じして羨ましかったねぇ。

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              「だれが、なんのために?」感が満載な巨大建造物を尻目に、バスの来ないとわかったバス停を後にして、

              20分程度の道のりを駅まで歩きます。

              駅で切符を買い、電車に乗り込もうとするが、この電車じゃないかも、って電車を見送る。

              駅員さんだって「君らの言ってる駅にはこの電車はとまらないよ」って言ってたのに、

              結局、目的地に向かう電車は、その見送った電車だったっていう、ね。

              で、次の電車は電気トラブルで待てど暮らせど動かない。

              仕方なく、タクシーでニース空港へ。

              なんとかみんな揃って空港のゲートをくぐることができました。

               

               

              最後に

              監督が手荷物の中に現地で買ったワインを入れてて、結局没収されてしまった事件

              がありましたけれども、総じて。

              とっても楽しいカンヌ旅行でしたとさ。

              ちょっと鮮度がガタンコと落ちてしまったけれどもね、最後まで書かねばと思って。

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              殺陣のお稽古に行ってきました!

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                どうも、白井です。お久しぶりの青山郁彦さんのワークショップに行ってまいりました。

                稽古中には写真を撮るような気分にはなれなかったもので、それはもちろんいい意味で。

                というか、ブログ自体久しぶりやな、僕。スンマセンね、少し気が抜けちゃってしまってるもので。

                でも、その、日々の鍛錬に気を抜いているわけではありませんからね、タイミングの問題っていうわけで。

                毎日ではないですけれども、きっちり走って、泳ぎに行ったり、本を読んだりしていますからね。

                あと、映画を見に行ったりしてね。今の所は取り込み時期だと考えているわけです。

                昼間の炎天下に走りに出かけては熱中症になってしまったわけなんですけれども、

                 

                そんな折に僕に舞い込んできたのが青山さん帰阪の殺陣ワークショップであります。

                木刀持って1対多、2時間の稽古でしたが、正直時間はもっと欲しかったですね。

                足りない足りない。足りないのは僕自身の研鑽なんですが、毎日と言わないまでも、継続しなければ力にならない。

                自力の不足とやらです。ダンスもアクションも、本番で経たとしても継続しなくっちゃ身になりません。

                でも、本番という場が与えられれば、経験を経ていなくってもやるっきゃないんだからやるんですけれど。

                それでも、ね、自力がなくっちゃ素敵な本番なんて迎えることはできまへん。

                そのために稽古の時間があって、それが楽しいかどうかだったり、濃密かどうかっていうのは本人次第。

                 

                ま、とにかくいろいろ思うところあった稽古でございました。

                「やったことがある」っていうのは自信につながりますけれど、そのままでは錆ついちゃうので

                継続的に稽古場に足を運ばにゃならんなと。

                当たり前の言葉で〆ます。

                 

                 

                 

                 


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