カンヌ紀行その4 カンヌでの交流パーティーとモナコ、その前に。

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    カンヌ国際映画祭でのわれわれ「48HFP」の上映会が終了いたしました。
    僕も仕組みはよくわかっていないんですが反省点もたくさんあります。
    どうにも、カンヌ国際映画祭はバイヤーやプロのための映画祭であり、僕らの置かれている環境に似ているんです。
    そりゃ、大きな規模の作品に参加している方はレッドカーペット歩けるとは思うんですが、
    僕らの短編映画作品などは、言われてみればその通り、割りと小さな会場の中での上映にとどまる形になりました。
    それならそれで、いわゆる「48HFP参加者」のみの関係者ばかりではなくって、
    他の映画関係やの方に見てもらうアプローチをたくさんするべきだったんじゃないかなぁと思いましたが、
    そのあたりの英語はできないのでまったく「思うばかり」でございます。

    実際にあって「見に来てよ」って言わないと見に来てもらえないというのがいろんな世界での現状なんだなぁと。
    「明日、みにきてくれるかなぁ?」ってタモさんっぽく言われても、僕がその人好きじゃないと見に行けないかも。
    なぁんて思ってしまう心の狭い白井です。でも、世界の風に触れてとてもいい気分になって帰ってきましたからね。
    僕は今、日本の大阪にいるので、そこでできることをやっていこうかと思いますよ。
    ってことでまずはブログですね。
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    さてね、昨日の続きとしてはですよ、「48HFP」に関わったみなさまが、とあるビーチでパーティーをするらしい。
    カンヌ国際映画祭の会場からだいたい車で10分くらいのところにあるからみんなでこいよっ!って誘われてたので、
    そいじゃあ行きましょうかということで、せっかくなので、朝に声かけてくれた若き未来の映画監督の女の子にも声をかけた。
    ここまでは良かったんですが、来るはずのシャトルバスが来ない来ない。
    待ってれば来るはずのところに待っているはずなのに、シャトルバスの風体をしたものが来る気配もない。
    さすがのフランスである。
    僕たちも結局、終電の時間もあるもんだから、仕方なくパーティーはご遠慮させていただきました。
    言っても英語しゃべれないしなぁ、次にカンヌに呼ばれた時にはきちんと英語でお話しできるくらいになっていようと思うんである。
    今回、来てみて良かったことの一つには、英語を喋る機会を得られたことかなぁ、それも、必要にかられるタイミングで。
    特になんぞスピーチなど求められることはありませんでしたけれどもね、いるんだな、って。必要なんだな、って。
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    翌日は夕方からモナコへ観光。
    の、その前に。勢い余って短編映画を撮ってしまいました。
    簡単なカメラではありましたが、ニースのビーチや街並みで、白井主演の短編サイレント映画。
    なんだかわからないプロモビデオみたいになりました、MVというのかしら。なんというか。はい。
    いつしか公開できればいいなと思っています。
    とはいえ、編集してくださる方のお力がないといけないんですけれどもね。
    なんというか、僕なんて本当、なにもできない小さな人間ですよ、皆様のおかげさまです。

    そんな、僕が、南フランス1の快挙を成し遂げたのがこのタイミングでした!
    その短編映画のラストシーンに、美麗なる仏人女性が出演してくれたらいいなぁという話になって、
    僕、ナンパします、釣って、フランス人の綺麗な女性二人組に話しかけて行ったんです。
    いけましたね、英語、通じましたね。出演交渉はあえなく惨敗となりましたけれども、
    なかなか剛毅に声をかけてトークをすることができました。
    そこで負けてはいられないのでどんどん交渉相手を探します。
    どうも中学生くらいの子供達が男女グループで浜辺におります。幼い女の子っていうのも、映像に映えますねって。
    とはいえ12才くらいでしょうか、芦田愛菜大先生と同じくらいと思えば適齢でしょうか。
    頑張って声をかけて、一人の女の子をゲットしましたんですが、同行していた先生に「NON.」と一喝。
    途中、男の子が「おれ、やってやんよ!」って鼻息荒くやる気を見せてくれてたんですが、
    僕の「girl」ってのが「guy」って聞こえてたみたいで勘違いさせちゃった。
    英語勉強してまたカンヌくるから、今度は出てくれよな、先生!

    夕方からはモナコへ行ったんですけれどもね、カジノだとか市街地巡り。
    これも、ちょこっと語りだすと長くなりそうなんで、このへんで今日はおしまいにしますね。
    そして、現在公演の稽古中!
    こちらも是非ともご覧いただければ幸いでございます。
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    ステージタイガー #007
    「ランニングホーム」

    【公演日時】
    6月2日(木)〜6日(月)
    2日(木)19時〜(A)
    3日(金)19時〜(A)
    4日(土)15時〜(A)/19時〜(A)
    5日(日)13時〜(B)/17時〜(B)
    6日(月)14時〜(B)
    ※アミジロウはA公演のみに出演します

    【料金】
    前売 3,000円
    学割 2,000円

    【会場】
    シアトリカル應典院

    【ご予約】
    http://ticket.corich.jp/apply/73665/005/
    こちらのアドレスから受け付けております

    【詳しくは】
    http://bwlp.jugem.jp/?eid=2137

    よろしくお願いいたします!

    カンヌ紀行その3 カンヌ国際映画祭当日

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      たくさんの手形が地面ににありました。
      第69回カンヌ国際映画祭。顔出しパネルもありました。手形よりそっちに目を持っていかれる。
      黒澤明の手形がどうだとか、ウーピーゴールドバーグの手形がどうだとか。
      お恥ずかしい話、映画自体は好きなんですけれど、映画業界だったり、映画の歴史なんかに詳しくないもんで。
      その時自分がどんな場所にいるのかも、あんまりよくわかっていませんでした。
      まぁ、それはそれはすごい場所にいたんだとは思うんですけれど。

      入場パスをゲットするために、撮影監督の木下さんと僕は入り口にいきます。
      まぁ、そこの時点でも言葉を何喋っていいのかわからないので、しどろもどろなんですけれども、
      どうにかこうにか僕の顔写真入りの入場パスをゲットいたしました。
      その入場パスを首にかけた僕の写真をフェイスブックにあげるとなぜか、パスの写真が野村侑志さんと認識されます。
      何度か勝手にタグ付けされてご迷惑をおかけいたしました。野村さんは僕より万倍素晴らしい役者さんです。
      ま、それはさておいて。
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      入場パスをゲットしたのはカンヌの映画祭の会場の中でして、ちょこっとトイレに行きたくなったので、
      トイレの場所を聞いてみました。フランス語で!
      そしたら、あっちだよって教えてくれたので、「トイレ行ってきまーす」っていって行こうとしたんです。
      で、その場にいた他の同行者さんもまぁ、一緒に行こうかってことになってついてきたんですけれど、
      その方々はまだ入場パスを持っていなかったので「Non!」って門前払いを食わされてしまいます。
      しっかりしたセキュリティ。そして、こんなことで軽い優越感を感じるような白井は本当に心の小さな人間ですね。

      そして、48HFPを切り盛りしているマークに出会います。上部写真の方です。
      カンヌでの入場パスや何かを取りきってくださってる方でした。
      待ち合わせ場所に「48HFP」のグッズを手に持ってきてくださっていたのでわかりやすく、
      白井も、仰々しく盾を持っていったので、あちら様も気づいてくれました。
      まぁ、今考えると自分が表彰された盾を持って、「おれ、こういうもんだけど?」って近づいて行ったカタチになって。
      なんだか、傲慢チキだったのかしらんと不安になるくらいには小さな人間ですよ僕は。
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      こちらはケニアのチームの方々。
      作品も拝見しましたが、なんともスタイリッシュで格好いい映画を作られていました。
      彼らにも、「お前ぇ、日本の、知ってるぜ?おめでとうよ」ってかんじで歓待されて。
      あぁ、世界で見られてんだなぁってのをひしひしと感じました。
      お芝居でも、「前から何度か劇場で拝見しています」なんて言ってくださる方がいらっしゃいますが、
      それもとっても嬉しいことなんでして、同じ感じの言葉わからないけど嬉しい版でした。
      こんなところにまで劇団のチラシを持って出張ってきました。
      笑顔で写真に撮られてくれた皆様、ありがとうございました。
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      レッドカーペット、歩ける人ってやっぱりいわゆるセレブだけで、本当に限られた人たちだけなんでした。
      つまり僕らは別に歩かせてもらえたわけではないんです。
      僕たちは48HFPというイベントの中で得ればれた作品で、カンヌでの上映枠はいただいていますが、
      コンペ対象外ということもあったり、いわゆるお招きされたというか、そうではなくって、
      上映したげてもいいよ、って感じの状態だったので、そのカーペットは近くで見ることが出来るだけだったのです。
      なんか、カンヌ国際映画祭を金持ちな先輩キャラみたいに言っちゃいましたが、そんな感じだと思ったので。
      だって、有名な人たちが一回顔見せのためにカーペトに並ぶ度に、いったんカーペット敷き直していたんですよ。
      他人が歩いたカーペットを歩かないセレブと歩かせない運営。書き方は卑屈ですが、正解だなって思います。
      エコじゃないけど。

      まるでカーペット上にいるような写真が撮れていたので僕は満足ですよ。
      ま、そんなこんなでみんながパスを手に入れたりなんやしているうちに、二朗さんが日本人女性に話しかけられてました。
      お若い方で、話を聞いてみると、映画を撮り始めたい。何も知らないのでとにかくカンヌに来てみた。
      ということでした。入れるもなんもわかんないが、最高峰に触れたくて来た、ということでした。
      なんとも素晴らしい行動力。異国に単身乗り込んでくるなんて、その時点で人間としては僕完敗です。
      いつか、横浜出身の彼女の作品が見られることを願ってしまいます。
      というか、出してくださいお願いします。
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      パスも手に入れたし、あとは夕方からの上映を待つばかりなので、これはいい機会だとカンヌ旧市街を散策。
      街並みがなんだか素敵で、美味しいお店でご飯をいただきました。
      マクドナルドもあるし、自販機はないけれど、トイレに行くのにお金はかかるけれども、
      まぁ、総じて良い町でした。街並みの写真もいくつも撮りましたが、ここではいったんこんな感じで。
      上映会についても、英語圏外の作品に関しては英語字幕は付いていましたんでわかりやすかったんですが、
      英語の映画については字幕はもちろんなかったんで、実話見ていてよくわかりませんでした。
      それでも、面白い作品は靴もあったんですが、英語、勉強しとかなくっちゃなと、この歳になって思いました。
      足りないものをいくつも実感することになる映画祭でした。
      日本人ではない方が、日本語を話さない方々が、日本語で作られた僕らの映画に笑ったり拍手をくれたりして。
      なんか、言葉では言い表せられない感覚に陥って、はらりと涙がこぼれそうになりましたね。

      上映会が終わり、夜から48HFPの身内でのパーティーがあるというので参加しようとします。
      が、それに関してはまた今度。今日はここまで。 

      そしていつもの宣伝でございます。
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      ステージタイガー #007
      「ランニングホーム」

      【公演日時】
      6月2日(木)〜6日(月)
      2日(木)19時〜(A)
      3日(金)19時〜(A)
      4日(土)15時〜(A)/19時〜(A)
      5日(日)13時〜(B)/17時〜(B)
      6日(月)14時〜(B)
      ※アミジロウはA公演のみに出演します

      【料金】
      前売 3,000円
      学割 2,000円

      【会場】
      シアトリカル應典院

      【ご予約】
      http://ticket.corich.jp/apply/73665/005/
      こちらのアドレスから受け付けております

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      カンヌ紀行その2 ホテルへのチェックインからカンヌ国際映画祭会場

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        昨日の書き損じとしてはですね、空港からホテルまでの足がなかったんです。
        バスはストライキして止まっているのでタクシーしかありませんでした。
        タクシーもメーターで動くんではなくって、場所まで車1台で何円って交渉をする感じ。
        言葉も通じなんで言い値で乗せてもらいます(たぶん結構ぼったくられたんじゃないだろうか)。
        僕たち七人は2台のタクシーに分乗します。そんな中、
        我らが三好監督だけが3台目のタクシーに呼ばれてついて行ってしまいます!
        危うく「TAXi」に乗ってしまうところでした。入国1時間で事件に巻き込まれるところでした。

        さて。
        我々が泊まるホテルの屋上にはプール付きのバーがありました。
        僕らがチェックインした時にはまだ、2部屋しかルームメイクがなされていなくって、
        後からルームメイクするからとりあえず一つのお部屋に集まっておいて。って言われたんですね。
        で、我々の部屋に行くと「全く部屋が散らかったまま」なんですね。フランスよぉい。
        まぁ、そんなことでそのお詫びとして1杯ずつ飲み物をおごってもらえる権利を獲得したわけです。
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        お部屋が完成するまでの間、いったん近くのカフェレストランへ行きます。
        5ユーロでこのピザ。1ユーロで飲み物がいただけました。
        なかなかの質感で、腹一杯になります。ピザなんですね、フランスなのに。
        この辺も、また後日解説できればと思います。
        夕方あたりに同行のメイクさんである桃子さんが、ビーチ近くにある美味しいお店があるというのでみんなで向かいます。
        実はこの時点でカンヌ国際映画祭会場に入場できるチケットはまだ確保できていなかったのです。
        僕と、撮影監督の木下さんの分は事前に準備していただいていたんですけれど、この時点ではまだだったんです。
        チケットのことについてはいろいろとややこしい話があるので割愛します。ま、最終的には入れたのでオールおっけいです。

        それもどっかに置いといて、ビーチの近くにあるお店に行って、予約をします。
        予約の時間までは時間があったのでいくらか徘徊をします。その中で、言葉にできないような体験をしましたが、
        言葉にできそうもないので割愛しましょうか、それとも頑張ってみましょうか。
        せっかくなので頑張ってみましょう。
        そのディナーのお店を探している最中にニースの旧市街をぶらぶらと探し歩いていたんです。
        こっちで言ったら天満みたいな感じですかね、狭い路地の中で小さな子供達が3人くらいサッカーをしてたんです。
        で、その中を普段だったら、「はいはいごめんよぉ、あらえっさっさー」ってあんまり子供にも構わず通り過ぎるんです、
        これがふつうの日本人だと思うんですけれども、歩いてくる中でそのboyがボールを蹴ってよこすもんだから、
        普段じゃ絶対できないようなステキなボールさばきで少年から sum up!をいただいたわけ。
        ほら、どうもうまく説明できてない。徒労でしたかね。ま、いっか。過程が大事。
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        これはディナーとは関係ないけれども、ニースのど真ん中に立っていた「まるだしおじさん」。
        その近くに、「なないろに光る、座り込んで悩むおじざんたち」もいました。これも説明が難しい。
        ニースの海岸沿いを満喫したり、公衆トイレではお金を払わないといけないことを学んだり、
        海岸沿いの砦の上の方まで上ったり(この砦に関してはまた語ることになるかもしれません)。
        そんなことをしながらニースの夜は更けていきます。しかしね、ニースの夜は8時でも明るいの。

        翌日はカンヌだというのに結構長いことご飯を食べてしまった気がします。
        次の日の電車の切符をゲットしなくっちゃなので駅に行って予習してからホテルに戻ります。
        切符や電車についても、いろんな事件が起こりましたが、それはまた別のお話としておきます。
        なんやかんやで、翌日の朝早くにカンヌ国際映画祭会場につくことはできました。
        さて、次回はカンヌ国際映画祭での出会いだとか、裏町ぶらり旅レポートだとかをお送りします。
        お察しかとは思いますが、カンヌのこと、もしかするとこの旅行の期間ではほんのちょびっとだけになるかもしれません。
        なるべく綺麗な景色をアップするようにしますんで、あしからず。
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        そしてまた、再びお知らせなんですが、来月頭に本公演を予定しています。
        是非ともご来場いただければと思います。


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        ステージタイガー #007
        「ランニングホーム」

        【公演日時】
        6月2日(木)〜6日(月)
        2日(木)19時〜(A)
        3日(金)19時〜(A)
        4日(土)15時〜(A)/19時〜(A)
        5日(日)13時〜(B)/17時〜(B)
        6日(月)14時〜(B)
        ※アミジロウはA公演のみに出演します

        【料金】
        前売 3,000円
        学割 2,000円

        【会場】
        シアトリカル應典院

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        カンヌ紀行その1 出発からニースまで

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          世も更けて参りましたけれども、なんだか眠れなくなってしまっているので半ば義務的に。
          カンヌ紀行を1から。これはもう説明義務があると思っていますのでね。
          もしくは、お声かけてくだされば喉が枯れない程度には、僕の感動を伝えられると思います。
          ともかく、僕は不安で不安で仕方ありませんでした。
          「僕だけが飛行機に乗せてもらえなかったらどうしよう」なんてやつです。
          なぜかと申しますと、僕は初の海外旅行でして、7人で出かけるんですけれども、
          本当に、初めてのことで不安で不安で仕方がなかったのであります。

          まぁ、そんな仕方のない僕を見かねて、小野愛寿香嬢と鍋海光が石を貸してくれました。
          パワーストーンというやつです。
          なんか、そんなの借りちゃって、どっかで無くしたらこちらもなんとも言い難いのになぁ、
          という僕の心の揺らぎは気にかけず、押し売りならぬ押し貸しと相成りました。
          結局のところ、僕は超ポジティブにポテンシャルを発揮できたのでこの力石のおかげであります。
          ありがとう、小野さん、鍋ちゃん、力石、矢吹。3日目あたりから、小野さんから借りた首飾りは、
          首回りがちょこっとかゆくなっちゃったので財布に入れて持ち運ぶことになります。
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          関西国際空港にすら行ったことのない僕は、スマホの運行案内に騙されます。
          どう頑張ったってバスに乗せようとするんだもん。やんなっちゃう。
          こないだ学校公演させてもらった鳳を過ぎて、日根野から関空に行けることだって知ってんだから!甘く見るなよ!
          「前4両!」「前4両!」心の中でつぶやきながら関空快速に天王寺から乗り込みます。
          途中でトランスフォームする電車。最初は前から5両目に乗っててあわや大惨事。
          なんとか、関空に着くことができました。
          予定よりも30分ほど早い到着。やるじゃないか、俺。
          僕らがこの度カンヌに行けることとなったのは「48HourFilmProject」で大阪大会で選出され、
          その作品がアトランタでの「Filmapalooza」という大会で(白井はありがたくも最優秀俳優賞をいただき、)
          カンヌでの上映権を獲得いたしました。
          カンヌへの旅には今回は7名が参加することとなりました。
          撮影監督である木下さんからは「白井さんがいただいた盾を持ってレッドカーペットで立ってる写真を撮らせてくださいね」と。
          僕は、いわゆる「個人賞」をいただいたわけで、僕の名前を書いた盾を持った姿を記念に撮っていただくため、
          トランクケースの中にはしっかりと盾を持ってきたわけです。
          そして、作品には関わったものの、カンヌへの訪問ができなかったみんなの想いを乗せて、
          「作品賞」の方の盾を監督が持ってきてくれる。。。

          はずでした。
          三好監督は、その「みんなの想いをのせた」盾を
          お家に忘れてきたというのです。



          済んだ話なので。この話を掘り下げても仕方がないので、機内へ乗り込みます。
          まずはトルコのイスタンブールへ。ここはすでに日本ではないので日本円が使えません。
          事前にフランスはカード社会だと聞いていたのでキャッシュはあまり持ってこなかったのです。
          ヨドバシのカードで世界を股にかけるつもりでいたのです。
          (ここで、カードが使えなければ、1週間ほどを100ユーロで過ごすことになる)
          ここへきて新たに不安が募ります。
          しかし、つかえました!ヨドバシ!機内で飲んだのに次ぎ、2杯目のビール!
          まずは、カード利用については一安心できたわけです。幸先の良いスタート!
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          左がイタリア 右がフランス アルプス山脈です。
          そういや、「シャカリキ」という漫画を読んで以来、僕が一番行きたい国はフランスなんでした。
          知らぬ間に、夢を叶えてもらえてたわけですね、ありがたやありがたや。
          イスタンブールからニースまでは10時間以上の飛行機の旅でした。
          ここでもいくつか突っ込みどころのある写真や、綺麗な風景写真を撮ったのですが割愛。
          地中海はめちゃんこ綺麗でしたよっと。
          また、折に触れ書くと思うんですけれども、日差しは強いんですが、日陰はとても涼しいんです。
          つまり、空気が暑さを帯びてこないんですね、風がカラッとしているから。
          日本のように湿気が強くなくって、汗を掻くことがほとんどありませんでした。
          特に、とあるシチュエーションを覗いて(これも後で書くと思います)僕は走ることはなかったんですが、
          ほとんどと言っていいくらい、この僕が、汗を掻くことがありませんでした。 
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          ノートルダムの支店みたいなところがあって、その近くに我らが拠点、メルキュールホテルがあります。
          駅近の4つ星ホテル。しかしながら、このホテルも一筋縄ではいかないのでした。
          ここから先は、また、後日。

          ★★ここから先はお願いなんですが
          この一週間、海外にいて、お知らせがままならなかったんですが、
          気づけばステージタイガーの本公演「ランニングホーム」の初日の10日前なんです。
          ここに、日程などを載せておきますので、もしもお時間があればそのままの流れでご予約いただけたら嬉しゅうございます。
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          ステージタイガー #007
          「ランニングホーム」

          【公演日時】
          6月2日(木)〜6日(月)
          2日(木)19時〜(A)
          3日(金)19時〜(A)
          4日(土)15時〜(A)/19時〜(A)
          5日(日)13時〜(B)/17時〜(B)
          6日(月)14時〜(B)
          ※アミジロウはA公演のみに出演します

          【料金】
          前売 3,000円
          学割 2,000円

          【会場】
          シアトリカル應典院

          【ご予約】
          http://ticket.corich.jp/apply/73665/005/
          こちらのアドレスから受け付けております

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          6月後半の出演情報 愛はレッド・ミラージュ

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            劇団舞台処女
            『愛はレッド・ミラージュ〜平成・真田拾勇士〜』

            【日時】
            6月18日(土)13時〜/17時〜
            ※開場は開演30分前・受付は開演1時間前

            【場所】
            クレオ大阪南ホール
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            谷町線「喜連瓜破駅」1番出口から徒歩5分
            〒547-0026 大阪市平野区喜連(きれ)西6-2-33
            http://www.creo-osaka.or.jp/ south/01_holl.html

            【料金】
            前売/当日とも 1500円

            【劇団チケット取り扱い・お問合せ】
            ◆コリッチ予約
            http://stage.corich.jp/stage_ detail.php?stage_main_id=59056

            ◎本作品は、6月に平野区で行われる、真田幸村をテーマにしたイベント
            「ダンディー マンダム 赤いハンサム侍!」の、第三週喜連瓜破地域メインイベントです。
            バルチケットを使って観劇される場合はチケットが2枚必要になります。

            【バルチケット・平野区イベント等詳細】
            http://www.hiranono.com/ samurai(4月末開設予定)

            ☆イベント、バルチケットに関するお問合せはこちら↓
            事務局(ひらのの巻編集部)まで
            TEL:06−6700−2218
            Mail: desk@hiranono.com

            よろしくお願いいたします!

            今日の稽古のことを書くのが筋かしらん

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              IMG_8535.jpg
              まぁ、ブログですからね、その日のことをその日のうちに書いていかないといけない。
              溜まっていってしまって新鮮さを失ってしまうから。たぶん。
              しかしながら、書かなきゃいけないこともあるので、それはそれで書きますんで、お待ちください。
              待ってらっしゃる方がいらっしゃるならお待ちください。
              前もって言っておきますと、書かなきゃならんことはユーストに出してもらったことと、ABCホールの春の文化祭のこと。
              あとはみなさんに、海外旅行について知ってることを教えてください助けてください本当に、ってこと。
              でも、もっか、一番大事にしときたいことは、ランニングホームのお知らせですね。
              露骨ですみませんが、ご予約ください!1週間こっちにないので、早め早めの営業活動です。
              なんだか下世話な言い方になっちゃいますけれども、みなさまが来ていただかないと、なんのための演劇か!
              ということですよ。見ていただくためのできる限りの努力をしなくっちゃいけない。
              小さいことからコツコツコツコツ、日々更新していけるように頑張りますんでね、よろすく。

              さて、稽古の風景をお伝えしなくっちゃ、みたい気持ちをムズムズさせなくっちゃいけませんわね。
              しかしながらね、あんまり稽古風景の写真を撮っていないんです。
              あんまり派手なシーンていうのはなくって、割とじんわりと会話で構成されたお芝居です。
              が、脚本の中に、一つの大きなしかけがあって。見ていくことで面白みが湧いてくる作品のように思います。
              それをどれだけ役者が体現できるのか、そこに尽きるのかなぁと。そのように思うんである。
              構成としては、1回見ても面白いし2回見ても面白いと思うんである。
              IMG_4107.jpg
              しかしながら、僕はまだまだ研鑽と研究が足りんなと思うんである。
              お芝居には台本があって、準備ができたり、予測を立てたりするのだけれど、
              衝動的なものものが必要な時もあったりして、そういうのを表出させるんが不得手なんである。
              自分の苦手な部分がわかっているんだからもう少し深く突き詰めていかねばならないんである。
              想像力だとか、考え続けることだとか、与えられた時間をなるべく役のために。
              ま、そのためにはそれ以外の物事を先に片付けてしまうが吉なんですけれどもね。
              悩んだり迷ったり、そういうのがにじみ出てもらって構わないんで。面白いものができるように戦います。
              あと、ジョギングと腹筋と。フランス語と。

              ステージタイガー #007
              「ランニングホーム」
              作・演出/虎本剛

              【公演日時】
              6月2日(木)〜6日(月)
              2日(木)19時〜(A)
              3日(金)19時〜(A)
              4日(土)15時〜(A)/19時〜(A)
              5日(日)13時〜(B)/17時〜(B)
              6日(月)14時〜(B)
              ※アミジロウはA公演のみに出演します

              【料金】
              前売 3,000円
              学割 2,000円

              【会場】
              シアトリカル應典院

              【ご予約】
              http://ticket.corich.jp/apply/73665/005/

              ご来場お待ちしております!

              みなさま、ありがとう。

              0
                誕生日を迎えましてね、メールだとか、ツイッターだとか、フェイスブックだとか
                いろいろなもので僕に向けてメッセージをいただきました。
                とても嬉しゅうございます。お返事は、少し遅くなるかもしれませんが、返していきます。
                なんだかんだで、自発的に舞台に立ってから20年近く経ってしまっているわけですが。
                部屋を掃除していたら、当時のVHSがでてきたものですから、僕は目を覆うしかありませんでした。
                VHSの再生機もaiwa製ではありますが、一応まだあるようでございます。
                まだみようという気持ちにはなりませんが、いつしか見ようと思った時に見られるように。
                自分の下手くそを愛せるようになった時に見れるように、
                プレーヤーとVHSのテープは一応捨てずに残しておこうと思います。

                節目だとかはまったく考えたことはありませんし、むしろ、もう少し目的意識を持って取り組め、と思うんですが。
                ここ数年は、ありがたいことに、少しづつではありますが、いろんなジャンルに参加させていただいて、
                経済成長的な言い方で言いますと、「微増」している感じではあります。
                なにが?というといかけについてはお答えできません。「人気?」ってきかれると、しゅん、となるからです。
                関わってくれる人が増えたかというとそうでもないですし、なかなか難しいですね。
                でも、「なにか」が膨らんでくれているようには思います。
                たとえ数が増えていないとしても、「なにか」が。

                僕は年賀状を送ることはないんですが(今年くらいは送ろうと思っています)、
                年々、年賀状を送る先が減ってきている、そんな感覚ってあると思います。
                やっぱり、気持ちが離れているっていうことではなく、時間と距離のおかげで、疎遠になってしまうということは、
                仕方ないながらもあるのです。
                まめさ、というのも一つの大事な要素なんでしょうけれど。
                SNSなんかが親切に、「来週お前ぇ、誕生日があんべ、いけるんだったら、パーティーの予定立てとっか?」って
                そういうこと言ってくるんです。
                広がったけれども、枝分かれが激しすぎて、しがみつくのに精一杯。
                隣の芝生を見る視力ばかりが良くなってしまって、身の回り1mの景色が見えなくなってしまっているような、
                なんだか、大事な部分を見逃しているような気持ちになったりもするんです。

                きちんとあいさつをしたり、話したい人に話をしに行ったり、言いにくいことを頑張って言ったり。
                失敗したり迷惑をかけたら謝ったり、悪いと思えなかったら謝らなかったり。
                腹が立ったら怒ったり。わけもわからず泣いてもいいとも思います。

                僕のブログの悪いところで、書きたいことが散漫としてしまうこと。
                そもそも、書きたいことがまとまっていないうちから書き始めるからいけないんですね。
                とかく、何が言いたかったかというと、それでも、「おめでとう」と届く形で伝えてくれた皆様に感謝を。
                言いはしなかったけど、気にかけてたよって思ってくださっている皆様に感謝を。
                誕生日なの知らんかったけど、とも、思いもされなかったままだけど、僕と出会ってくれた皆様に感謝を。

                なんか、こういうこと書いちゃうと、次の舞台見に来てくださいねって書きにくくなっちゃいますね。
                「フェイスブックにコメントくれた方皆様、誕生日プレゼントはいいんで予約いれてくださいね!」
                なんて、本当に思えないもんな。
                お客さんにはもちろん規定t抱きたいので、お知らせはしますし、うん。
                その方にだって用事はあるんだもの。無理にとは言えない。
                ほら散らばってきた散らばってきた、

                ええと、36になりましたが、これからも頑張ってお芝居に取り組んでいきます。
                舞台上の僕に会いに来てください。
                そして、叶うならば、いつしか、会いに来てくれる人がいなくなって僕が舞台を続けられなくなるようなことがあっても、
                知り合ったことを良いことだったなって思えるような関係で、いられるように、努力するので、
                会ったら構ってください。

                的外れて、これにて。



                 

                順を追って振り返りつつのひとつめ(OVER&OVER)

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                  IMG_9261.JPG
                  去る4月27日(水)堺市立福泉中学の芸術鑑賞にて、
                  ステージタイガーの新作「OVER&OVER」という作品を上演させていただきました。
                  体育館のなかに舞台を組み上げて300人以上の生徒さんに向けて、2回公演、17歳の多感な少年を。
                  4人の俳優で1時間というお芝居。劇団内でもいくつもの公演稽古を並行して行いつつの作劇。
                  稽古を重ねつつ、毎日が台本をお手放せない状態ではありましたが、
                  なんのことはない。舞台の上に立った時の15歳に満たない子供達が300人から同じ空間にいる、
                  という事実たるや、これまでに味わったことのない、不思議な不安定感のある面白みに満ちた空間でした。

                  髪の毛をトラオを終えたあとに戻したのに再度ブリーチで色を抜いて。
                  僕の頭皮はまだがんばれるのか?
                  あまり周りには心配されないので、心配しないようにしております。
                  多分大丈夫。
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                  閑話休題。
                  やんやと騒ぐ子もいれば、気になってくれている子供もいるし。
                  子供っていっても中学生だから、そこそこいろいろな考えを巡らせているんだろうけれど。
                  今回面白かったのは、客席に降りて行って生徒の間にすわりこむってところがありまして。
                  まぁ、舞台の上に立ったはる大人が降りてきて隣に座るわけだから、なんか異様な緊張感が学生さん達の中に、
                  ざわり、と。そういう空気が生まれるんですね。
                  そういうのと、たまたま、前日の仕込みの時に、体育館の扉の外で声かけてくれた短髪のBOYがいましてね。
                  「これは何やってるんですか?」って。
                  「明日の芸術鑑賞の準備だよ、お芝居やんだよ」って教えてあげて。そんなことしてたんですけれど、

                  本番の日に、客席に滑り込んだところにいたのがその短髪のBOYで、
                  なんだか面白いタイミングもあるもんだなぁと思ってしまって。でも、そのあと彼と会うことはなかったんだけれど
                  彼ら彼女らにとって、大人になってもちらっと思い出すような、一期一会なそんな素材になれてたらいいなぁと思ったり。
                  それにはもちろん、もっと技術的にも、感情の出し方にしても、まだまだ経験も研鑽も、研究も足りないし。
                  いろいろ不足しているところはありますけれどもね、良い経験をさせていただきました。
                  みなさま、ありがとうございました。

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