ステージタイガー#002『砂二咲ク花』
このたび、みなさまのおかげをもって公演無事に終了致しました。
ご来場いただいたみなさま、お手伝いいただいたみなさま、
ならびに共演者のみなさま、
たくさんの方々のお力をいただいて、舞台に立つ事ができました。
少しの間だけ、トップに固定させていただいて、
いくつかの思い出を振り返れれば良いなと思います。
また、個人としては2つの客演も控えておりますので、
どちらもご期待に添えられるようがんばっていこうと思います。
お知らせも公開していくつもりですので、見ていただければ幸いです。
本当にありがとうございました!
舞台を苦い笑いで席巻したAバージョンの『ビーチであるある』
誕生秘話はありません。
基本的にはオリエンタルなラジオの武●伝をモチーフにしております。
TK●さんのショートコントの『ズンズンタッタ チキチキチー』
を盛り込もうとしてあきらめた苦難の歴史が2分ほどありました。
夜に遊びにいくというためだけのダンスシーン。
タスキが落ちてネタがばれていくのを虎視眈々と眺めているのが辛かった。
しかしながら、ネタがばれようが、次のシーンでウケないかもしれない事よりも
そのシーンを生きるのだ。
という気持ちで当時舞台に上がっていたかどうかは、今となっては闇の中である。
ALL SWANPSさんの「ミラーマン」に合わせて腰を振るだけの、夏。
こういうのはお約束ではあるんですけども。
ライフセーバー忍術砂隠れの術、で、カニを纏って身を隠す校長のアミさん。
そこはファンタジーの世界なので、このカニが結局どういったものであるのかなんてのは
言わぬがフラワーなんですけども、日本昔話的に言うと、
このカニは茹でられたカニにあたるので、もう既に絶命しているんでしょう。
そこへきて、「カニを取れ!」と一括された時のライフセーバーササエのアミさん
「さ、お逃げ」という言葉をかけたんだけども、稽古中だけに一度だけ聞かせた
「お逃げったら」
が僕は大好きでした。
カニ、逃げないんですよね、「お逃げ」って解放してあげても。
なので、「お逃げったら!」と。
伝えたいけど、絶妙ですね。
という、雨降りの夜。
ラストに近いシーン。
最近の僕らは舞台上に出ずっぱなので、全くこういったシーンを見れないんです。
場当たりとか(いわゆるリハーサル)でも、前の席から座ってみるなんてできないんです。
なんというんですか?仕方ない。生まれとか、国籍とか、人種とか、出ずっぱとか。
そうかぁ、そういうことかぁ。
前からお芝居を見れないお芝居に出ているという事は、そういうことなのかぁ。
と、何気なく感じてしまうのですね。
後ろから後押ししてる感じのみ。そういう事。
AもBも両方ともね。最初のシーンとラストのシーン、好きなんです、立ってて。
んで、こっちがホントのラストシーン。
全員で海を泳ぐポーズ!
しかしながら、よくこの傾きまくった舞台でやれたもんやね。
よい経験になりました。ダブルフェイス公演。
まだまだ未熟な点が多く、学ぶ事の方が多かったと思うんです。
そしたら、次はどんだけの事をさせられるんだろうか?なんて一抹の不安を抱えながら。
でも、不安とか緊張はトキメキなので。
また、みなさまにお会いできる日を楽しみにしています。
いったんは、砂二咲ク花、ありがとうございました!という〆で。
あ、でも、また精算会ってのでとみずさんにもさいかいするだろうのでその時に、また。