脳内ニューヨーク

0
    IMG_8190.jpg
    構造が面白い映画だった。
    後半のもにゃもにゃを魅せる為に前半の、取り付く島もない家庭環境、
    というか、走り出しがあったのだろうなぁ。ではあるのだけれど、
    前半のほんの序盤についてはどんなストーリーでも続けることができたとはおもう。

    けれど、一般的に言って、パッケージに騙された。
    もっとほんわかとしたお話かと思いきや、前半なんて、重い重い。
    でも、なんだかその人生の重みのようなものがどんどんと効いてくる。
    どんな人生であれ、というところだろうなァ。
    分類すれば人間は何らかの病気にかかっているというコトだそうなんだけれど。
    別に病気でなくても苦難はあるだろうし。

    けれども、この作品さ苦難のひとつの発露として病的を選んだみたいで。
    そこに繋がる要因として人間関係であったり、なんであったり。
    様々な問題が主人公のまわりで展開される。

    総じて。
    個人的大河ドラマなんですな。大河ドラマ、というくくり自体がどうかと思うけれど。
    伝記と言えなくもないか。
    そういうものは、面白いものになる。
    どんなダメな努力家しない人間であっても、薄っぺらい人生には、ならない、はずなので。

    がんばる人にはがんばる人の分厚い人生が。
    ダメな人にもそれなりにダメな分厚い人生が。
    それを美しく魅せるのが、汚く魅せるのが、溌剌とさせるのか、
    退屈にみせるのか、そのあたりが映画の魅せ方の妙なんだろうなぁ。
    嫌われ松子の一生も、これに似てる印象を受けた。そういう感じです。
    病気と言えば、病的船団。2日の火曜日、19時から!
    in→dependent theatre 1stにて!お待ちしております!

    ONE PIECE STRONG WORLD

    0
      IMG_7363.jpg
      アニメも悪くないもんだ。現在進行形でワンピースはコミックスを集めている。
      半ば飛び飛びなのだけれども、少しずつ揃いつつある。
      漫画の方もどんどん面白くなってきているので、
      最終的には持つ者と、持たざる者とのひらきは
      とんでもない大きさになるのではないだろうか、というコミックス。

      こういうものの感想を。ってのは気が引けるのだけれども、
      やっぱり2時間弱に収めるにはむつかしいものだと思うのですな。
      皆様個性溢れるキャラクターなので、感情の移入をしようとすると、
      少し足りない部分がでてくる。んじゃーねーかなー?って思うのです。

      もとから、キャラを知ってるところからのスタートなのでなおさら。
      先入観と期待値がめぐるめくわけです。
      しかし、アニメ映画に対してあのシーンがどうの、
      このシーンがどうのと言うは難しいものですね。
      割とイージーに構えてみてしまっているものだから。

      共通点は船かしら?
      来週の火曜日にロングランのファイナル公演
      ステージタイガー『病的船団』
      地下鉄堺筋線恵比寿町駅徒歩一分
      in→dependent theatre 1stにて!
      19時から開演するよ。

      あぁ、宣伝しちゃった。
      後、3日!

      誕生日を祝うの巻

      0
        IMG_9184.jpg
        本番直前の最終稽古は我が家のほど近いところで粛々と稽古が行われていたのですが、ちょうどこの日はメンバーの南さんの誕生日でした。ので、ケーキを買ってお祝いしたわけですが、誰もタバコを吸わないものでライターが見当たらない。それは、それで、素晴らしい事です。

        ほんで、まぁ、途中の休憩をとって、こっそり、サプライズ的な事をしたんですが、特に隠れる場所もなくって、なんだかぐだりぐだりとした会になってしまったのです。
        こういうのを仕切る人がうまいよなぁ、と思いました。僕はそわそわしちゃって、無理ですな。まぁ。なんにせよ、ばれていたかもしれないけれど、喜んでくれてたみたいなのでよかったです。

        そんなかんじで、気持ちも引き締めて最後の病的船団に挑むわけです。ほならば、また。

        HIMARAYA@第2ビル地下1 リベンジ

        0
          IMG_9868.jpg
          ようやっと。リベンジを果たす。やはり、インドカレー屋さんはランチタイムがいちばんよい。以前に昼間にいったにもかかわらず、単品でカレーを頼んでしまったのでとても後悔をしてしまった事がある。

          コウカイと言えば航海で、来週の火曜日にin→dependent theatre 1stにて、病的船団を19時からやりますが、カレーの話ではありません。美味しくないカレーはところ構わずストーリーに食い込んできますが。カレーの視点で演劇をみるというのも新しい発展があるかもしれない。

          そういう事で、ほんの100円なりを余分に払うことで、サラダなりタンドリーチキンなり、ヨーグルトデザートなりが付いてくるのがインドカレーのランチらしさ。ナンが大きすぎて他のトッピングが見えなくなっていますけれども、それがまた、よいところ。

          ナンもそこそこもっちりとしていたので、僕好み。で、こういうところでは少し気になることがあって、ナンやら、カレーやら、実はお代わりができるというシステムがあるのに、聞くまでは教えてくれないという面白謀があるのだ。実際どうなのかはまだ確認できていないが、このお店は、アリそうな雰囲気が醸しでてた。カレーも芝居もコミュニケーションが大事だ。大事だ、と言うことと、できてる。と言うことはもちろん同じではないけれど。

          精算会のコト。

          0
            IMG_1054.jpg
            先日の劇団天悟さんの精算会のお話だけれども、最近は精算会と言ってもお芝居のお話をしないまま、ぼんやりと過ごす飲み会的な精算会があるのが残念だったりもしてたのです。優しい先輩のたくさんいた、(僕がひとまわりも若い頃の話だけれど)現場では、終わってからも、てめぇのあすこは、ぐだぐだでよぅ。ってふさがる前の瘡蓋をいぢくり回されたりもしたような、しなかったような。

            まぁ、そこまでいかなくたって、そこは切磋タクワン。ご飯のおともにバリバリと飲み込んでいかなきゃならないのです。
            よかったところは、よかったところ。反省点は反省点。ダメだったところはダメだったところ。
            どうひっくり返ったって、ダメだったところはよかったところにはならないし、ダメだったところがよい思い出にはなりやしねぇ。何年前かの酷い失敗を思い出しては夜道でうぇぁ、って自分でも驚くような声を出してしまうくらい悔しい事もある。良しも悪しもひっくるめて事実上なんだよなぁ。

            そこが、どう精算会と絡んでくるかっていうと、そこはそれ、ほら、僕だから。特に意味はあらしません。まぁ、だいたいにおいて、前向きに飲み語りしたんだよ。って言っておくのです。べろんべろん、にも、ならず。まだ、体調不良を引きずっていましたからね。そういう事で。

            これにて。
            みなさま、ありがとうございました。また、これを糧に精進いたします。また、次の舞台は来週の火曜日になりますが、そちらもよろしくお願いします。
            一報いただけましたらば、お席の取り置きもいたしますので、よろしくお願いします。

            ダンサー・イン・ザ・ダーク

            0
              IMG_6097.jpg
              前々から気にはなっていたのだけれど、何となく見なかった本作をみたのだけれど、
              本当暗いお話でしたね。ラストシーンが。
              まぁ、でも、彼女の理屈から言うとこれはラストシーンではない訳なのだから、
              ここからどんでん返しが期待されるかどうかはみている人の勝手のコト。

              もっとたくさんのダンス・シーンがあれば嬉しかったのだけれどね。
              そうも言っていられない。ダーク。てのは、やはり、人生のダーク、のコトなのだよね。
              もう、それぞれ、というしかないね。
              魔がさしたという事が人生の中にはあちらこちらにあるのだから、
              それを回避する事はそうたやすい事ではないと思う。

              あの時の、あのお芝居で、ビョークさんは何歳だったんだろうかなぁ、
              って気になったので調べてみる。そしたら35歳だという事が判明。
              ついでに日本好きである事もわかったけれども、
              他にもなんだかいろいろと、こまごました情報も流れ込んでくる。

              まぁ、そういうコトはさておいてダンスのシーンやら歌のシーンやらはとても美しくて、
              切なかったです。目の前のものに対して真摯に生きていくしかない環境で。
              失明してゆく自分と我が子、我が子の為に貯めておいたお金を友人に奪われるという、
              酷い話で救いナシ。ラストシーンなんて酷いものです。

              ビョーク演じるセルマ曰くコト。
              ミュージカルの最後の曲を聞かずに劇場を出るとお話は終わらないまま。
              なんていっても、そんな事には騙されてしまえない、そういう、映画でした。
              映画ですから。辛いけど、映画。

              超人予備校さんのトラにパンチをみた。

              0
                IMG_7524.jpg
                そして、なかたさんにありがたい事にお誘い受けて、打ち上げにもお邪魔させていただきました。そしたら、今度は穴場に行きましょう。

                なんというか、いろんな感覚がもぞもぞもやっと沸き起こった1時間くらいでした。本編は多分1時間35分くらいなのだったろうか?所用で無念の遅刻を余儀なくされたけれど、あまりそこのところが、悪い意味で影響しなかったように思う。

                徳永さんの、
                四本足なら効果は二倍です!

                を観てから次のシーン。
                あぁ、これは、このお芝居は腹を括って方の力を抜くしかないな、と。もちろん、良い意味で。でも、好みはやっぱり別れるんだろうなぁとは思いますけれども。

                はじめて観た劇団さんなのでよくわからないというのが本当なんですけれど、どこらへんまでが仕組まれた事なのか、その辺りに考えを巡らせるのも少し楽しいところ。

                ツイッターでは割と好評なようでよいですね。気負わずに見るのがよいようです。
                初日の打ち上げにも少しお邪魔させていただきまして。ほんわかした雰囲気に癒されてきました。

                ツッコミどころ満載な本編でした。ふつふつと、にやにやしながら観ておりましたね。

                SUPER SIZE ME

                0
                  IMG_7204.jpg
                  これは、ホラー映画だと思います。
                  最近のホラー映画の面白さと面白くなさを語りたく思います。
                  消音にして見ても面白いのが面白いホラー映画。
                  消音にすると面白くないのが面白くないホラー映画だと思う。どうかしら?

                  でも、今回見たスーパーサイズミーも、
                  そのどちらかというと中間に位置するホラー映画だと思います。言い過ぎかしら?
                  映像や、アニメーションというのか、割と誇張したような表現が散見されたのだけれど、
                  それは誇張でもないのですな。
                  全てが全てというわけでもない。という事と、一部分ではあるが確かな事実。
                  というコトの間には割と大きな隔たりがあるように思います。

                  訴訟社会のアメリカの考え方も、日本の、私だけじゃないだろ?的な考え方も、
                  どちらもそこそこ怖い。怖くてたまらん。

                  まぁ、そんな訳で、何かの足しになったかというと、
                  つまりは映画における教訓という事だけれど、太りたくはないなぁ、というくらい。
                  でも、こういう企画心は好きだなぁ。身体と魂を売るのは、好きだなぁ。
                  他人から観てもバカバカしい事をなるべく楽しむ、という事ができるのは本分だと思う。

                  へらへらしてても、むっつりしててもMでなきゃ、ならんなぁ。
                  嫌だ嫌だといいながら辛い事も、結局やる人が好き。
                  ぐちぐち文句で時間を潰して、サボり方を考えちゃう頭なんて勿体無かぞ!
                  そーゆーやつはイージーにマック食ってりゃえぇのや。

                  美味しいのが、玉に瑕なのよね。まくどなるどさん。

                  聖天政五郎@阪急梅田とヨドバシの間あたり

                  0
                    IMG_7863.jpg
                    煮干しらーめんを食べる。
                    らーめんを最近食べていなかったので、どしどし食べてやれ。
                    という気持ちである。というか、ブログ自体をあげていなかったので、
                    軽く反省をしてはいるのだけれども、どうにも、
                    文字が頭を駆け巡らないのでありました。

                    600円のらーめんに追加で100円の味付けたまご。
                    煮干しと銘打っている割りに味付けはとても薄味。なんだろう?
                    出汁だけを真面目に煮干しでとって、煮干しらーめんを豪語しているのならば、
                    そらぁ正直者のらーめんだなぁ、と慮る。
                    煮干しだからって鰹節パウダーがかかってるわけではないのだよね。
                    らーめん商戦の魚介系店舗のせめぎ合いの中に、おそらくだけれども、
                    業務用の鰹節パウダーが幅を聞かせているのだと思うと少し夢がなくなってしまう。
                    滅、らーめんドリーム。

                    まぁ、想像上で夢見て勝手にしぼんでいるだけなので、
                    少女の嫉妬程度のものなのだけれど。
                    でも、ほら、新しい出逢いはどんどん欲しいわけだから、
                    やっぱり辞められないのです。

                    こちらのお店は控えめなお味で、つまるところ、
                    おや?魚介系だ、そしたら、あのコク深いこってりかなぁ?って思うとそうはいかない。
                    ので、面食らう事のなからぬように。
                    でも、稽古前に食べたのだけれど、揚げにんにくスライスは抜群の威力を発揮した。
                    わたくしの周りにドーナツ化現象が発生いたしました。

                    そして、また、僕は新しい出逢いを求めて旅立つわけでございます。めーん。

                    ディア・ドクター

                    0
                      IMG_3452.jpg
                      笑福亭鶴瓶さん&瑛太さん。
                      ほっこりとするような話ながら、でも結論はぼんやりんこ。
                      ここで、学んだことがあって、いや、いろんなところで僕は気付かずまなんで、
                      すぐに忘れてしまう事があって。それがなんだろうかというと、
                      意外と井川遥さんが、よいお芝居をしているようなのです。
                      像の背中にもでていたんですが、僕はあの頃の癒し系の彼女しか知らないわけで、
                      だいたいにおいて、エンドロールで始めて気づくのです。
                      あ、でてたのか、と。
                      んで、いいヤクドコロをしっかりとこなしているのだ。

                      さておき瑛太さん、ナチュラルな素敵なお芝居をしはる。
                      そらぁ、結婚するわな。羨ましい。そして、僕は木村カエラさんも好きだ。
                      カエラさんに似た髪型の人も好きだ。
                      とにかく、好きだ好きだでやって行こうと思います。

                      ほんで、監督さん。
                      ゆれる」の監督さんで、西川美和さん。
                      この人は人と田舎が好きなのかなぁ。夕立と吊り橋が好きなのかなぁ?
                      なんかね、日本映画の独特の間、というのが素晴らしくでていて、
                      女性ならではという感じなのかな。取り巻く人情味のある役者さんたちも、
                      その人の元に集まった、という感じで、
                      良いカンパニーのつくるよいお芝居を観ているようで。
                      ゆれる、とは趣は違うけれど、よい。

                      何がよいって、香川照之さんの起用ですよ、コレ!
                      そして、松重豊さんですよ。
                      香川照之さんに付いてはもう、言わずもがなですので、
                      今回は僕の松重豊さんに対する思いを綴ろう。ほんの少しだけ。

                      最近はお硬い検事やら刑事やら、主人公のカウンターパートを担う役が多い松重豊さん。
                      間違っても徳重聡さんではない。
                      僕が始めて松重豊さんに出会ったのは高校生の頃、
                      シアタードラマシティに蜷川幸雄さんの演出の『ハムレット』を観にいった時である。
                      オフィーリアは松たか子、ハムレットは真田広之。
                      そして、ハムレットの親友ホレイショー役をしていたのが松重豊さん。
                      そこからである。盲目的なアレ。

                      そういうわけで、個性的なキャスト陣に囲まれた、
                      足りないという事を受け入れた無医村のお話。
                      いや、医者はいたのだけれど、今までいなくて、実は本当はいなくて。
                      医者の資格がなくて、資格というのは抽象的なそれでもなくて。そういうお話。

                      そして、八千草薫さんも。
                      余貴美子さんも素敵。

                      これは、是非とも観て欲しいものです。お話てのは、切り取りなのですよね。
                      始まりはいつともなく始まって、終わりというものは、
                      いつになっても、案外とやってこないもの。
                      ある、連続するお話の中の一部分という事なのですね。

                      ディア、マイ、
                      映画館で並ばずにチケットが買える!

                      | 1/2PAGES | >>

                      calendar

                      S M T W T F S
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      31      
                      << October 2010 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      recent comment

                      links

                      profile

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM