リゲル’ズ
最初はコミカルにしようと思ったのだ。物語を回して行く上で、楽しくやかましく賑やかしていこうかと思っていたのだ。でも、なんか、こないだの通し稽古で、するっと覆ってしまった。19の頃の話だから、日本の社会でいくならば大学生のお年頃。なんでもできるとか思ってしまうのだろうか、とか、病的なものを抱えて20年間近く生きてきてる人ってどんなもんだろうか、なんて考えてみたら(そこまで深くはないのかもしれないけれど)、ひねるだろうな、と。
そしたら、凶悪になっちゃった。
凶悪にするつもりはあんまりなかったのだけれど、どちらかというと、好かれたくはないなぁ、と。へらりん、っと可愛げにやるって方策もあったのだけれど、今回はそれは捨ててみようかなー。とか、僕の役作りはまぁ、よいか。
そんな頃に目の前やら周りに大学生っぽい、世界が広がった瞬間みたいな若い連中が電車の中ではしゃいでいる。
田舎からでてきたてみたいな人みたいだ。やだなぁ、うるさいなぁ。なんて、感情ですな。うるさいものはうるさいし、仕方ない。
お芝居を作る、中で、病的な人になる。とあうことをもう少し意識深めて、これからもギグッと取り組んでゆきたいな。と思う今日この頃。
あぁ、そうだ。
石神禿さん。
前回リゲルの僕の先輩、と言う言い方にしてみよう。やっぱり、別物になるな、もちろん。彼は、今回ウミカゼ役です。前回は鈴木洋平さんが演じられてまして、僕は相手役のセッキ(今回は一番若い音丘さん)がやる。
再演の面白さであり、怖味でもあるよねぇ。
そこんところ、スリリングに楽しんで行きましょ。前回見られた方も、また、割安料金で(ってウリダシもなんなんだけれど)、別物、良品、仕上げ中。
書いたのは昨日だけれど、上げたのは今日のブログ。
明日本番!19時開演!
in→dependent theatre 1stにて!
- 2010.05.31 Monday
- 2007〜10年のお芝居
- 10:22
- comments(0)
- trackbacks(0)
- by 白井宏幸